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基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

関係代名詞

ディスレクシアの方に限らず、関係代名詞は難問です。

なぜなら、合ったはずの名詞が消えてしまうから。
消えない場合は何とか理解できるのです。

That boy is my brother. その男の子は私の弟です。
That boy has a red cap. その男の子は赤い帽子をかぶっています。

この二つの文をくっつけて見ましょう。
のりしろはwhoですね。人ですから。そして二回も言っているthat boyを一つにまとめます。

That boy who has a red cap is my brother.

その赤い帽子をかぶっている男の子は私の弟です。

この文は何とか二つに分けなおせば理解できます。
のりしろのwhoが残っていますからね。
それでも難問には違いないのですが。

しかし、
You talked that boy yesterday. あなたは昨日その男の子と話しました。
That boy is my brother. その男の子は私の弟です。

That boy (whom) you talked yesterday is my brother.

あなたが昨日話した男の子は私の弟です。

この文章でwhomを省略されたら?

That boy you talked yesterday is my brother.

ああ・・・のりしろが消えてしまいました。憎いね。


通常の会話では、私は関係代名詞を使いません。短文を重ねて話します。
それで十分通じます。その方が通じます。
おそらくbaby talkと呼ばれる幼稚な話し方でしょうけれど、誤解は少ないです。

でも読むときには消えたwhomやthatを探してうろうろすることもあり、突然出てきたthatは何か頭を抱えたりしています。だから、使わなくても理解はできないといけません。

関係代名詞が消えるか、消えないかは初めの文章で主語かそうでないかで決まります。主語の時には消えません。英語は主語にこだわる言葉です。

That boy is my brother. その男の子は私の弟です。
主語 動詞 補語

That boy has a red cap. その男の子は赤い帽子をかぶっています。
主語   動詞 目的語

that boyはどちらの文章でも主語です。だから、関係代名詞というのりしろでくっつけても、くっつけたwhoは消えません。


You talked that boy yesterday. あなたは昨日その男の子と話しました。
主語 動詞 目的語

That boy is my brother. その男の子は私の弟です。
主語 動詞 補語


だから、関係代名詞が消えるかどうか、どの関係代名詞を使うかどうかを覚えるのには文型の主語、動詞、目的語、補語の関係を覚えておく必要があります。

今度は文のそれぞれの要素に色をつけて勉強しましょうか。
位置関係が分かれば結構大丈夫なようです。


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